開館時には随分と話題になった、鎌田醤油運営の「讃岐醤油画資料館」。

さらにその周辺には「四谷シモン人形館　淡翁荘」、入場無料の「鎌田共済会郷土博物館」、美しい日本庭園が見応えある「香風園」とが並んでおり、休日にぐるっと見て楽しめるのが魅力のエリアです。

こちらは、坂出駅の西側にあり、文化事業を推し進める老舗醤油メーカー「鎌田醤油」が運営する文化施設の一帯です。「讃岐醤油画資料館」の方は、坂出商店街の方から行くと、受付は裏手になります。

商店街に面した醤油蔵を改築した建物は江戸時代の物であり、天井の梁の太さからも当時の醤油業の勢いを伺い知る事が出来ます。

この建物に小規模ながら醤油画美術館が併設され、入場料200円で独特な風合いの醤油画の展示を拝見出来ます。次いで四谷シモンの人形展示が有る同敷地内「淡翁荘」へ。

押井守の映画でもお馴染みとなった”球体関節人形”ですが、ここ「四谷シモン人形館」では、球体関節人形の日本での第一人者「四谷シモン」の耽美な世界を堪能出来るます。

「四谷シモン人形館　淡翁荘」は、入場料500円で日本有数の四谷シモンの人形コレクションと、昭和初期の豪商が建てたモダン建築の粋を見学する事が出来ます。

調度品、内装、そして人形と、昔のブルジョワジーの世界観の一端を垣間見る一種異様な世界を体験出来る素晴らしい施設です。そして、これまだ鎌田醤油の敷地内で開放されている「香風園」へ。

規模は異なりながらも、建築を含めた風情は大名庭園もかくやと思わせます。

その後は、築100年の図書館を改装したという洋館で、主に久米井通賢の偉業と県内での銅鐸を紹介する「鎌田共済会郷土博物館」へ。

特筆すべきは県内発掘の本物の銅鐸を唯一常設展示している事。

歴史好きな方には是非訪れて欲しい場所です。実は上記の資料館３カ所を巡るスタンプラリーも開催しており、カードを敷地内の鎌田醤油の直売所に持っていくと、四谷シモン作品の写真が入ったクリアファイルなどから1点or鎌田醤油のヒット商品「だし醤油」が貰えます。

「だし醤油」は、一度使うと病みつきになる香川の名品です。

こんな素敵な品をオマケで貰えるなんて、本当に嬉しい企画。

是非皆さんもカルチャーに浸る休日に訪れてみてはいかがでしょうか。

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