【高松市】世に5冊しかない万葉集のひとつがココに!現在大河ドラマで活躍中のアノ人を祀る「冠纓神社」をご紹介します!

高松市香南町にある、大きな社叢に囲まれた神社「冠纓神社」

平安時代に建立された寺が大元だそうで、「冠纓」とは冠を留める紐の事で、室町時代の管領、細川頼之が京都石清水八幡宮の冠纓を奉納したことから、別名「かむろ(冠尾)八幡宮」ともいわれているそうです。

東側にも大きな駐車場が有りますが、西門をくぐった場所にも3台ほどの駐車スペースがあります。

幾重にも並ぶ鳥居をくぐって東側の入口へと廻ります。大きさや境内の景観は、どことなく高松市一宮町にある「田村神社」を彷彿とさせる広さ。創建当時の勢いを想像させます。

敷地内には絶えず雅楽の音が流れていて、なんだかとても雅な気持ちに。

こちらは、石の桃を三回廻して願いを叶えるコーナー。

境内の各所に願いを叶える場所があり、現世利益を求めつつ、目移りしてしまいそう。そして昨今、何度目かの映画にも登場し、今年2024年の大河ドラマにも頻繁に登場する歴史上の人物「安倍晴明」の文字が。

出生について諸説あるようですが、「空華日用工夫略集」「讃岐国大日記」「讃陽簪筆録」「西讃府志」等においては讃岐出身とされているとの事です。

また、当神社の神主だったとの話もあるようです。こちらが安倍晴明神社。

控えめな祠ではありますが、八幡宮なので本殿に祀られているのは応神天皇ほか三柱となるようです。



「大君の 遠の朝廷と 思へれど 日長くしあれば 恋ひにけるかも」と刻まれた歌碑。特筆すべきは、この神社、日本に5冊しか確認されていない万葉集のうち、「巻第十五残巻(天治本)」が全長482.9センチ、幅27.4センチで五十八首が記載され、1983年には国の重要文化財に指定されているところです。

しかし、昨今の宇佐八幡宮や鶴岡八幡宮などの全国的に著名な神社が神社本庁を離脱したのと同様、冠纓神社も2006年に離脱。以降、貴重な万葉集の公開もされていない様です。

平日の昼間にも関わらず、入れ替わり立ち代わり参拝客が途切れず、若い女性も多かったのが印象的でした。

また、こちらでは車のお祓いもされています。

是非香川県で安倍晴明の面影を感じられる素晴らしい神社に訪れてみてはいかがでしょうか。

↓↓↓ 安倍晴明ゆかりの 「冠纓神社」はコチラ   ↓↓↓

2024/05/27 06:26 2024/06/06 01:16
歌子

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

号外net 全国で地域ライター募集