【高松市】高松市民として大切な知識を。ハンセン病を正しく理解する無料講演会が開催されます。

ハンセン病療養所の所在地である高松市で、その悲しい歴史は学校や公共機関でも折に触れて取り上げられ、学ばれています。

ハンセン病大島

2020年2月10日(月)14:00~16:00、サンポート高松 第1小ホールにて、「ハンセン病を正しく理解する講演会」が開催されます。料金は無料です。

この日は、ハンセン病に関わる三名の方が登壇されます。

(1) 14時05分から14時25分まで:演題 【ハンセン病の現状について】
講師 国立療養所大島青松園 園長 岡野美子氏
(2) 14時25分から14時45分まで:演題 【ハンセン病療養所の今】
講師 大島青松園入所者自治会 会長 森和男氏
(3) 15時から16時まで:演題 【撮影カメラを通して見えるもの、見えないもの】~人と人とのふれあいを通して、見えない心を映像で見せる難しさ ~
講師 映画監督・シナリオ・企画 木山みどり氏

今回は、香川県を拠点にその魅力や歴史をテーマとした映画を制作されている、映画監督の木山みどり氏に、ハンセン病をテーマとした作品についてもお話を伺いました。

木山氏:「2016年より、ハンセン病療養所のある大島での撮影を始めました。映画『瑠璃の島』は、ハンセン病回復者の女性と私の出会いを、少女の目を通した映像にしたものです。おばあちゃん役の中越恵美さんは20代の頃から50年近く何度も大島を訪れています。そんな中越さんの語る大島の歴史に耳を傾けるLILIちゃん。翌年からLILIちゃんも加わり回復者の女性との交流が始まりました。4年間を通して回復者の女性と彼女達の姿を撮影しました。
昨年末には2019年にオープンした社会交流会館も撮影する事ができました。
ハンセン病の事を深く理解するのは難しいと思います。けれども、まだまだこの病気やその歴史について知らない若い世代の人達にどうしても伝えたい、繋いでいって欲しい、せめてこの映像を通してハンセン病を知ろうとするきっかけ、入口になればと思いました。

大島の回復者の方の平均年齢は85歳。この4年間の取材の中、60人ほどいた方も今では53人になりました。先日もお葬式があり、過ぎる年月の重さを感じます。今撮らないともう撮れない。この島での歴史を語る人は居なくなってしまいます。せめて映像に残して若い人達に繋いでいって欲しいと思っています。大島の事、是非沢山の方に知って欲しいです。」

トークショーには、こちらの映画に出演された女優の中越恵美さん、LILIさんも登壇されるそうです。

詳細については、こちらの高松市公式ホームページを確認してくださいね。

会場となるサンポート高松 シンボルタワー

ハンセン病会場

ハンセン病療養所の所在地である高松市民として、医学的側面、人権的側面の両面から、是非ハンセン病に関する正しい知識と人権について学習する機会にされてはいかがでしょうか?

サンポート高松 第1小ホールの地図はこちら↓

(歌子)

歌子

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